虫のプロが害虫の駆除方法、殺虫剤の使い方をご紹介
プロだから知っている虫と殺虫剤のノウハウ

一般家庭のゴキブリ駆除で注意すべき場所(1)

昆虫を専門に勉強している、あるいは仕事で取り扱っている人間でさえ恐れをなす存在。
それは、しばしば家に現れる黒くて大きなゴキブリ、正式名称クロゴキブリ。
その脅威から逃れるためには彼らのことをよく知り、的確に対応しなければなりません。
そこで今回は知っておきたいゴキブリの常識について書いていきます。
普段から意識していると、道端で見かけることも多いと気付くはず
一般にゴキブリと言えば、家の中で湧くイメージが強いのではと思います。
事実、家の床下や天井裏に住み着いていることは珍しくありませんし、
戸棚や引き出しの中で卵を見つけることもあります。
しかし、クロゴキブリに関しては家の外にもそこそこの数が生息しており、
それらが何かの拍子に家の中へ入り込んでくるケースも多いのです。
では、具体的にどんなところに隠れているのかを見ていきましょう。
物置の下を懐中電灯照らしながら覗いてみると・・・
試しに家の周りを回ってみるとクーラーの室外機や物置が目につくと思います。
その下には適度な広さの空間が広がっており、さらに落ち葉やゴミといった
ゴキブリの隠れ家には最適なものがたくさん積もっています。
場合によっては餌になるものもあり、快適に過ごせる湿度も保たれているはず。
おまけに人の目に触れることが少ないこともゴキブリたちには魅力的です。
こういった場所があることをまず覚えておかなければなりません。
一般人の感覚であれば、植木鉢の下ほど予期せぬ場所は無い
また、きれいなお花の周りに寄って来るのは何もチョウチョやハチだけでないと
覚えておく必要もあります。
植木鉢やプランターの下にゴキブリが隠れていることもあり、庭の手入れの時に
思わぬ遭遇を果たすこともあります。
他にもタヌキやカエルを模った置物の裏側、庭の片隅に積み上げられた園芸用の
土の袋の下は一度経験するとしばらく忘れられません。
置き場所に注意が必要なコンクリートブロック
さらに室外機や物置を支える目的で、あるいは花壇周りで利用されることもある
コンクリートブロックに疑いの目を向けていきます。
もちろん「日当たりが悪くてじめじめしていれば」といった条件も必要ですが
空洞部分が多く、ゴキブリをはじめ様々な生物が住み着くには格好の物体です。
ある意味で、ゴキブリ向けのアパートやマンションとも言えます。
なお、住宅ではなくスーパーマーケットでの事例ですが搬入口の扉のすぐ横に
コンクリートブロックを積み上げていた店舗もありました。
これはゴキブリをはじめ害虫の問題を一番気にしなければならないお店にとって
自殺行為でしかなく、担当の方に助言を申し上げたこともありました。
あとは雨水桝や水道メーターボックスの中に隠れていることもままあります。
写真のような場所だと、蓋を持ち上げた時の振動や風の流れ、眩しさに驚き、
ゴキブリが飛び出してくることも考えられなくは無いです。
リアルなお話ですが、それでも蓋の裏にいたゴキブリがびっくりして驚いて
蓋の上に駆け上がり、そしてそれが自分の手に向かってくることも予想し、
その時はどう回避するのかも頭の中に描いておいて損はないでしょう。
以上より、家の外でも気にしていなかったような場所がゴキブリの潜伏場所に
なり得ることがお分かりいただけたかと思います。
中には、ふと心当たりのある場所が思い浮かんだという方もおられるでしょう。
そしてその対策は、家の周りを整理整頓し、隠れ家になる場所をなくすことが
第一歩です。
加えて、ゴキブリが潜みそうな場所へ事前に殺虫剤を散布し、後からやってきた
ゴキブリをそこで殺虫するような駆除方法もよいでしょう。
なお、殺虫剤には色々な商品がありますが、以下のものが手堅いでしょう。
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